僕の人生でかかせない友達の1人、ミッカとの出会い。
ミッカもゴンと同様に同じ高校の同級生。
クラスは隣のクラスだった。
ロン毛に茶髪。腰パンのベルト通しにはそんなに家あるの?ってくらい鍵をジャラジャラつけていて、歩くたびジャラジャラ音がしてうるさい奴だったからあまり好きなタイプじゃなかった。
むしろ友達になりたいとすらも、なるとも思ってもなかった。
そんな第一印象から僕のイメージにハマらないミッカでしたが、友達になるきっかけはやはりダンスでした。
僕はダンスのレッスン後や街で遊んだ後に学校の部活終わりの友達と合流して帰る事がよくありました。
ある日、学校の前のポプラで部活終わりの友達と合流した時にトイレに行きたくなった僕は学校のトイレに行きました。
その時にミッカが俺も〜ってついてきました。
あ、好きなタイプじゃないやつがついてきたなぁ〜、やだなぁ〜と思ってました。
トイレに行く道中にミッカがダンスしとるんじゃろ?俺もやろっかな〜?って言ってきました。
僕は女子みたいな奴なのでダンス友達が増えたら嬉しいなと思い、やろうや!と手のひらを返したように答えました。
その次の日にはミッカはダンスを始めました。
人を見た目で判断してはいけないなと思いました。
ゴンの時と同様にこれまた人生の半分以上を一緒に過ごすなんてその時は思ってもいませんでした。
こうして、僕がダンスを始めて1ヶ月後にゴン、2ヶ月後にはミッカというダンス仲間ができ、チームを組んでコンテストやショーにでるようになっていくのでした。